三洋電機は6月13日、徳島県の「環境配慮型(創エネ・蓄エネ・省エネ)モデル」向けに、太陽電池と蓄電用リチウムイオン電池システムを納入したと発表した。同モデルは、太陽電池によって発電されたクリーンエネルギーの有効活用をリチウムイオン電池やLEDなどの県内企業が持つ世界トップレベルの環境技術を取り入れることで実現した。
環境配慮型モデル」では、太陽電池を県庁内の駐輪場の屋根に設置し、発電したエネルギーを系統連携で本庁舎のLED照明に使用するほか、一部は蓄電用リチウムイオン電池システムに蓄えられ、庁舎敷地内のLED街路灯の一部と駐輪場内のLED照明にも利用される。
蓄電用リチウムイオン電池システムはACコンセントを搭載しており、発災時に非常用電源として、携帯電話などの外部機器への電源供給も可能。
「環境配慮型(創エネ・蓄エネ・省エネ)モデル」向け太陽電池と蓄電用リチウムイオン電池システムの概要
太陽電池 | 210W HIT太陽電池モジュール×12枚、192.4W 多結晶太陽電池モジュール × 64枚(太陽電池容量は14.8kW、年間発電量は約 16,513kWh) |
蓄電用リチウムイオン電池システム | 1.6kWh 蓄電用リチウムイオン電池システム×4ユニット(円筒形リチウムイオン電池<18650サイズ>が312本/1ユニット) |
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徳島県庁に納入される太陽電池 |