米Googleは1日 (現地時間)、Google AppsのWebブラウザサポートを8月1日より最新世代と前世代に限ることを明らかにした。

Google Appsは、企業/教育機関/個人が独自ドメインでGoogleのサービスを運用できるサービスだ。今回の同サービスにおけるWebブラウザ・サポートの変更は、Googleによる「モダンブラウザの定義」である。「Webアプリケーションを従来のソフトウエアを超えるようなものにするには、モダンブラウザの新機能が不可欠だ。例えば、Gmailのデスクトップ通知や、Googleドキュメントのドラッグ&ドロップを使ったファイルアップロードには、HTML5をサポートする最新のブラウザが必要になる」とエンジニアリング担当VPのVenkat Panchapakesan氏。「そこでGoogle Appsでは、モダンブラウザのみをサポートすることにした」という。モダンブラウザを最新世代と前世代に区切り、新しい世代のブラウザが登場したらサポートをアップデートして、前々世代をサポート対象外とする。

具体的には8月1日より、Internet Explorer 7/ Firefox 3.5/ Safari 3およびこれらよりも前の世代のブラウザがサポート対象外になる。古いブラウザでは、Gmail、Googleカレンダー、Google Talk、Googleドキュメント、Googleサイトなどの一部機能が正常に動作しなくなる可能性があるという。