NECは、災害による出社制限時などでも自宅からオフィス同様の業務を実行できる「UNIVERGEシンクライアント在宅勤務ソリューション」、不測の停電などに備えたデータバックアップを低価格化で実現する「バックアップ・UPS導入パック」、および電力の見える化を短期間で実現する「モニタリングシステムスタートパック」の3つを発表した。

UNIVERGEシンクライアント在宅勤務ソリューションは、シンクライアントシステム「Virtual PC Center」と小型シンクライアント端末「US300C」×20台、および企業内ネットワークに安全に接続可能なリモートアクセス環境(VPN環境)をセットにして提供するもので、最短1カ月で導入可能だという。価格は、650万円(税別)からで、出荷開始は6月末の予定。

UNIVERGEシンクライアント在宅勤務ソリューションの構成例

バックアップ・UPS導入パックは、データ保護のためのバックアップ装置とバックアップ媒体、無停電電源装置(UPS)、および運用を行うためのソフトウェアをセットにしたもの。価格は、内蔵RDX、RDXカートリッジ1巻、UPS(500VA)、PowerChute Business Edition Basicをセットにしたものが80,500円(税別)、内蔵DAT、DAT72カートリッジ5巻、UPS(500VA)、CA ARCserve Backup r15 for Windows、PowerChute Business Edition Basicをセットにしたものが138,600円(税別)、内蔵LTO、LTO2カートリッジ5巻、UPS(750VA)、CA ARCserve Backup r15 for Windows、ESMPRO/UPS Managerをセットにしたものが297,500円(税別)。出荷開始はいずれも6月末の予定。

モニタリングシステムスタートパックは、データセンターやマシンルームの節電対策の基本となる電力の「見える化」を実現するパック製品。ICT機器や空調機などの付帯設備の電力量をリアルタイムに把握するための計測機器(5カ分)と、その結果を分かり易く表示するためのソフトウェアをパック化にしている。価格は1,200,000万円からで(工事費は別途)、出荷開始は5月31日の予定。