Amazon Web Servicesは5月24日(米国時間)、Amazon Relational Database Service(以下、Amazon RDS)がOracle Databaseに対応したことを発表した。

Amazon RDSは、プロビジョニング、バックアップ、パッチ処理、モニタリング、ハードウェア拡張などの一般的なデータベース管理タスクを担うクラウドサービス。Oracle Databaseに関しては、Oracle Database 11g Release 2に対応し、「License Included」と「Bring-Your-Own-License (BYOL)」の2種類のライセンシング・モデルを提供するという。

これらのうち、License Includedは、Oracle Databaseのライセンスを保有していないユーザー向けのもので、1時間当たり16セント~という価格で提供される。一方、BYOLは、Oracle Databaseのライセンスをすでに保有しているユーザーあるいはOracleから直接ライセンスを新規購入するユーザー向けのもので、使用料金は1時間当たり11セント~となっている。

なお、Amazon Web Servicesでは、1年間または3年間の利用契約締結により「Reserved Database Instances」を買い取れるオプションも提供する。Reserved Database Instancesでは、データベースのインスタンスごとに低額な予約金を支払うことで時間当たりの使用料金が値引きされ、最大で48%のコスト削減になるという。