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Firefox 6ナイトリー版においてアドレスバーの表示が変更された。UIとしては小さな変更となるが、アドレスバーの表記はセキュリティに直結する部分であるだけに、こうした細かい変更も把握しておきたい。これまでFirefoxはアドレスバーに表示するURLをすべて同じ黒色で表示していた。Firefox 6ナイトリー版ではドメイン名の部分のみが黒色で強調表示されるようになる。どのサイトにアクセスしているのかわりやすい。

Firefox 6 ナイトリー版 - ドメイン名が黒色、ほかがグレーになり、ドメイン名を強調する表示になっている。

Firefox 5 オーロラ版 - 従来のアドレスバーと同じ。全部黒色。

Firefox 4 - 現在のFirefox 4のアドレスバー。すべて同じ黒色で表示されている。

ドメイン名を見やすくする方法はすでにほかの主要ブラウザではそれぞれの方法で採用されている。Firefox 6ナイトリーが採用した方法はIE9が採用した方法とほぼ同じ。Chromeも似たような方式だが、Chromeでは「http://」は省略されて表示されない。コピーした場合に「http://」が現れる仕組みになっている。また次の画像からもわかるように、Chromeではフルのドメイン名が黒色で強調表示されている。

Chromeでは「http://」は表示されない。jounalも含めフルでドメイン名が黒色で表示され、それ以外はグレーになる。コピーすると「http://」も現れる。

IE9 - Firefox 6 ナイトリー版と同じ方式。比較しやすいようにタブを下へ移動させている。デフォルトではタブは右に展開されるためアドレスバーの幅はもっと小さい。

Opera 11.10 - 通常時、「http://」と「https://」は隠れており、アドレスバーにフォーカスが当たると表示される。Operaでは?以降も同様にデフォルトでは表示されず、アドレスバーにフォーカスが当たると表示されるようになる。Firefox 6ナイトリーのようにドメイン名が黒色になり、ほかがグレーになる。

アドレスバーに関してはOperaが特徴的な方式を採用している。Operaでは「http://」も「https://」もデフォルトでは表示されず、アイコンでそれが表現されている。アドレスバーにフォーカスが当たると「http://」や「https://」が現れる。またOperaでは?以降もデフォルトでは表示されない。こちらもアドレスバーにフォーカスが当たると表示される仕組みになっている。アドレスバーではドメイン名が黒色で表示され、それ以外はグレーで表示される。