京都大学と富士通は5月17日、電力センサー内蔵のスマート電源タップを活用したエネルギーマネジメントに関する実証実験を4月から共同でスタートさせたことを発表した。

実証実験で使用されるスマート電源タップは富士通研究所と富士通コンポーネントが開発したもので、業界最小クラスとされる電力センサーが搭載されている。

実証実験で使用されるスマートコンセント

今回の実証実験は2012年3月までの1年間、京都大学の吉田キャンパスにて実施され、スマートコンセントに接続された機器のコンセント単位でのエネルギーデータが収集される。

見える化画面のイメージ

この実証実験では、収集データに基づく個人や機器ごとのエネルギー利用状況の可視化が行われ、これによって利用者の節電意識を高めて消費電力の削減を図るとともに、温室効果ガスの排出量削減を目指す。

エネルギーマネジメントシステムの概要