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Jolicloudは3月9日(フランス時間)、同社の提供するソフトウェアとサービスの最新版となる「Joli OS 1.2」および「Jolicloud Desktop 1.2」を公開した。これまで同社のソフトウェアとサービスは「Jolicloud」という名称の元で提供されてきたが、混乱を避けるために今回のリリースで名称が分離された。

「Joli OS」はUbuntu LTSをベース構築されたネットブック向けのOS。搭載されているChromiumを経由してさまざまな操作を実施するという特徴がある。Chrome OSと類似したアプローチをとっている。「Jolicloud Desktop」はWebアプリケーションとして提供されるデスクトップ環境。「Joli OS」から利用されるほか、ほかのブラウザからも利用可能となっている。

Joli OSの新しいデザイン。アプリのローンチ画面のUIが変更されている - Jolicloudサイトより抜粋

新しいローカルファイルマネージャと統合されたDropbox機能 - Jolicloudサイトより抜粋

URLを入力してアプリとして登録する新機能 - Jolicloudサイトより抜粋

Joli OS、Chrome on Windows、Chrome on Mac OS Xで動作するJolicloud Desktop - Jolicloudサイトより抜粋

Jolicloudは「Jolicloud Desktop」対応をHTML5対応のブラウザにするとしており、Firefox、Chrome、Safariで動作するほか、Chrome向けにはChromeアプリも提供されている。今後はiPadおよびAndroid向けの対応も実施すると説明がある。Jolicloud Desktopは作業環境をOSやPCに縛られないようにするという点で興味深い。Chrome OSを搭載した実機が登場する前に登場したプロダクトとサービスであり、今後の展開が注目される。