Xen - hypervisor, the powerful open source industry standard for virtualization. |
Xen.orgは3月3日(英国時間)、XCPの初のフルバージョンとなるXen Cloud Platform (XCP) 1.0を公開した。XCPは2009年に取り組みがはじまったXenクラウドプロジェクトのひとつ。中小規模のエンタープライズ向けクラウドを対象にしたクラウドソリューション。16ヶ月の開発期間を経てメジャーバージョンに到達した。0.5から追加された新機能は次のとおり。
- Xenハイパーバイザ3.4.2導入
- Linux 2.6.32特権ドメイン(Domain0)導入
- 仮想マシンプロテクションおよびリカバリ機能
- ローカルホストストレージキャッシュ機能
- マルチパスに対応したSANからのブート機能
- Linuxゲスト(Ubuntu、Fedora 13、RHEL 6、CentOS、Oracle Linux、Sude対応など)
- Windowsゲスト(Windows 7 SP1、Windows Server 2008 R2 SP1、Windows Server 2003対応など)
- MPP RDACマルチパスの改善
- Openstack Bexarをサポート
XCPを活用することでエンタープライズ用途での仮想化されたサーバソリューションを構築できるほか、プライベートなクラウドプラットフォームを構築することもできる。Xenの技術をベースとし、中小規模をターゲットとしたクラウドソリューションが登場したことは注目に値する。