Unicode is a computing industry standard allowing computers to consistently represent and manipulate text expressed in most of the world's writing systems.

Unicode Consortiumは2月17日(米国時間)、Unicode 6.0のコア仕様の最終版を公開したことを発表した。Unicode 6.0のコア仕様にはUnicode 6.0で新しくエンコードされる文字に関する情報が記載されているほか、ほかのセクションにおけるさまざまな更新や説明が掲載されている。Unicodeスタンダードバージョン6.0を完全なものとするための補完情報的意味合いがある。

Unicode 6.0では新しく2,088文字が追加されており、うち1,000を超える文字がシンボルとされている。722の絵文字が追加され、114文字は従来からUnicodeに存在する文字へのマッピングになっており、608文字はUnicode 6.0で新しく追加した文字へのマッピングになっている。日中韓表意記号を222文字追加、ルピー記号追加、603のアフリカ文字追加、さらに日本のモバイルキャリア3社の絵文字との対応表EmojiSources.txtの追加などが実施されている。

Unicode 6.0における最大の注目点は絵文字(Emoji)が追加されたことにある。これは日本の携帯で主にやり取りされる絵文字に対応するためのもの。これまで絵文字を含んだメールをPCのメーラやWebメーラで閲覧すると文字化けしていた。Unicode 6.0に絵文字が策定されたことで、PCと携帯とのやりとりにおいて絵文字が扱えるようになると期待される。