NTTデータ、NTTデータ先端技術、NTTデータ スミス、日本オラクルは1月31日、小売業務での分析ニーズに対応するレポートをテンプレート化したデータウェアハウス/ビジネスインテリジェンスソリューションを開発し、3月からのサービス提供に先駆け、2月より本格的な営業活動を開始すると発表した。
同ソリューションはレポートテンプレート、データモデル、データ分析基盤で構成される。レポートテンプレートは、NTTデータの小売業分野でのシステム開発を通じて得た知見、ノウハウ、KPIが集約されており、小売の主要5業務(予実管理、在庫・仕入管理、品揃え管理、販売管理、店舗運営)について用意されている。
格納されたデータを表やグラフにより視覚的に表示するレポート部分はBIツール「Oracle Business Intelligence」、データを格納するデータモデル部分は小売業向けデータモデル「Oracle Retail Data Model」、データベース製品は「Oracle Database」が用いられている。分析基盤としてデータベース・マシン「Oracle Exadata」を組み合わせることで、大量データの検索、集計処理の性能向上も可能だ。
Oracle Retail Data Modelは、米国の小売業標準データモデルであるARTSをベースに作成されたデータモデルで、米国を中心に展開されていたが、今回日本でも展開が進められる。
初期導入費用は3,000万円からとなっている(ハードウェアの費用は除く)。