The Universal Operating System

Debianの次期最新版となるDebian 6.0 "Squeeze"のリリース予定日が発表された。クリティカルな問題が発生しない限り、Debian 6.0 "Squeeze"は2月5日または6日に発表されることになる。Debian 5.0が公開されたのが2009年2月14日だったことを考えると、2年を経ての正式リリースとなる。

Debianのリリースはほかの人気の高いLinuxディストリビューションと比較すると、比較的長い周期でのリリースとなる。半年おきにリリースが実施されるUbuntuと比較すると、特にその周期の長さが目立つ。リリース回数が少ないということでDebian 6.0 "Squeeze"のリリースが注目されるということもあるが、真にユニバーサルなOSであることを示す重要なバージョンとして、Debian 6.0 "Squeeze"のリリースは注目に値する。

Debian 6.0 "Squeeze"ではカーネルにFreeBSDを採用したDebian GNU/kFreeBSD 6.0が含まれている。カーネルですら選択できるという点で画期的なバージョンになる。これまでカーネルはLinuxを採用し続けてきた。FreeBSDカーネルもひとつの選択肢となったことで、カーネルすら用途に応じて選択できるようになった。Debian GNU/kFreeBSDはZFSが利用できるほか、Jailも使用できる。Linuxカーネルでは提供されていない機能を活用できるという点で興味深い。