NECは1月17日、プライベートクラウドサービス「RIACUBE-V」を開発したことを発表。4月より世界主要地域での販売活動を開始する。

「RIACUBE-V」は同社の"クラウド指向データセンター(CODC)"の世界展開計画に基づくサービスとして位置付けられており、運用やサービスレベルの面で、均一なプライベートクラウドサービスをグローバルに提供できることが特徴とされる。

同サービスは、サーバやストレージ、ネットワーク環境、仮想化技術を組み合わせたものが同社のデータセンターから提供されるIaaS(Infrastructure as a Service)・PaaS(Platform as a Service)。同社は既存のクラウドサービス(100種類以上とされる)を順次「RIACUBE-V」上に移行するほか、新たにサービスを拡充する。

なお同社はすでに自社の経理、販売、購買といった基幹システムをクラウド化しており、今年10月にはグループ企業全体に適用する予定。「RIACUBE-V」はこの経験を生かした上で顧客に提供されることになる。