すっかり年末モードである。毎年この時期は、各社が1年の締めくくりでさまざまな発表を行うので、編集部も連日取材&執筆でかなりグロッキー状態。ただ、ネタが多いこともあってPVのほうは良い感じで上昇中、このままの状態を保って新しい年を迎えたいものである。それにしても今年は暖冬ですね、ほんとに。

12月3日(金)から12月9日(木)まで、12月上旬の経営チャンネルランキングベストテンを紹介する。

1位 【レビュー】既存のプリンタでiOS AirPrint印刷に対応する方法 12月3日
2位 【レポート】GALAPAGOSは進化するデバイス - 予約開始イベントでシャープが見せた熱意 12月8日
3位 ソフトバンクとGoogle、企業向けクラウドサービスで提携 12月8日
4位 【コラム】キーワード&キーパーソンで理解するニッポンのITビジネス 第32回 バージョン違いに気をつけろ! "Android"ケータイ購入の落とし穴 12月7日
5位 【レポート】100%オープンなクラウドデータベース「Database.com」発表-Dreamforce 2010 12月8日
6位 これだけはやめてほしい! 宴会で気になる行動ランキング - ぐるなび調べ 12月3日
7位 Windows 7を高速化するテクニック6 1月6日
8位 【レポート】今後の開発環境はモバイルとソーシャルへの対応が必要-Salesforce・Leigh氏 12月8日
9位 シャープ、「GALAPAGOS」向け電子ブックストアを開始 - 国内営業体制も強化 12月9日
10位 【コラム】エンタープライズ0.2 - 進化を邪魔する社長たち - 第91回 俺に聞くなという官邸主導。岡田中将が涙する「リーダーシップ0.2」 12月7日

1位となったのは、12月3日に掲載以来、ほぼ毎日コンスタントに高いPVを記録したiOS AirPrintのテクニック記事。iPhone/iPadから直接印刷できる話題のAirPlayが、AirPrint対応プリンタ以外のプリンタでも使えるとあって、興味を引いたようだ。ただしここで紹介しているやり方では、母艦マシンにMac OS X 10.6.5およびiTunes 10.1が搭載されている必要がある。なお、Chrome 9開発版に搭載されているWindows向けのクラウド印刷機能のレビュー記事も順調にアクセス数を伸ばしている。対応アプリケーションが増えれば、かなり衝撃的なサービスになること間違いなしだ。

本日12月10日から発売開始になったシャープの電子書籍リーダー GALAPAGOS。このGALAPAGOSの動向を追った記事2が本ランク入りした(2位、9位)。GALAPAGOSについては、「きっと成功する」「先行他社のタブレットに勝つのは難しいのでは」など、さまざまな憶測が飛び交っている。だが、少なくとも世間からの注目度は十分に高いようだ。この2本の記事も今日の発売を受けてか、またアクセスが増え始めてきている。

12月6日から米国サンフランシスコでスタートしたSalesforce.comの年次カンファレンス Dreamforceがらみのレポートが2本ランクイン(5位、8位)、ここ最近のSalesforce.comの人気は衰えることがない。日本市場にも多くの大口顧客をもつ同社だが、今回のカンファレンスでは"フリー&オープン"を強く打ち出しており、間口の広さをアピールしているかのようだ。とくに、"100%オープン"を謳うデータベースのクラウドサービスは、今後も要注目の技術だろう。小誌でも引き続き報道していく予定だ。

今週、来週は忘年会のピークシーズン。そんな季節柄もあって、6位にランクインしたのが"これだけはやめてほしい忘年会マナー"。たしかにもう飲みたくないのにお酒を強要されたり、料理を勝手に取り分けられたりするのは勘弁してほしいもの。上司→部下だからといって何でも許されるワケではないのだから。何はともあれ、飲み過ぎにはくれぐれもご注意を。ちょっと体調を崩す程度ならまだしも、酒癖の悪さが度を過ぎると、取り返しのつかない事態を招きかねないですからね。適度な自制心で楽しい年末をお過ごしください。

今週のフォトグラフ

すでにお伝えしたとおり、シャープは10日からGALAPAGOSの2モデルを発売開始した。今回お届けする一枚は、某所で行われた発売イベントで披露された大小2つのGALAPAGOSである。店頭では購入できないが、ビックカメラやヨドバシカメラなどの一部店舗で触ることができる。失敗できない商品だけに、シャープの販売戦略もこれから本格化していくことだろう。半年後、1年後にどんな結果が出ているだろうか。

ハードが出たからには、あとはコンテンツをいかに充実させていくかがカギになる。GALAPAGOSにとってのキラーコンテンツははたして何がなるのだろう