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プレゼンテーションデータをオンラインで共有するサービスのひとつにSlideshareがある。プレゼンテーションを実演したあとにプレゼンデータをアップロードし、閲覧者への事後資料として提供したり、フィードバックを得たり、再利用が許可されているプレゼンテーションを参考にするためのサイトとして活用できる。

こうしたプレゼンテーションサービスはFlashで実装されていることが多い。このため、Flashが利用できないデバイスやブラウザからはプレゼンテーションが閲覧できないことになる。SlideshareもFlashを使ったプレゼンを提供しており、Flashをサポートしていないブラウザからはデータを閲覧できない。

Chromium7 + Flash 10.1で閲覧したプレゼンテーションの例

Opera 11開発版(Flashなし)で閲覧したプレゼンテーションの例

iPadやiPhoneなどのデバイスはFlashをサポートしていないため、SlideshareのFlashは閲覧できない。しかし、iPadやiPhoneのブラウザから同じURLにアクセスすると、プレゼンテーション資料の閲覧ができる。これはSlideshareがモバイルデバイス向けにFlashを使用しないプレゼンテーション資料を提供しているためだ。

iPadで閲覧したSlideshareプレゼンテーションの例

iPhone 3GSで閲覧したSlideshareプレゼンテーションの例

この仕組みを利用してFlashをサポートしていないPCブラウザでSlideshareのデータを閲覧する方法がSlideshare embeds without Flash - Wait till I come!で紹介されている。

Opera 11開発版(Flashなし)からモバイル版にアクセスしてプレゼンテーションを閲覧した例

Slideshareで提供されるURLの名前の前に「/mobile/」を挿入すると、モバイル向けにFlashを使わないプレゼンテーションデータにアクセスできるという。このティップを利用するとFlashをサポートしていない環境やデバイスからもSlideshareで提供されているプレゼンテーション資料を閲覧できる。