リコーは10月29日、、コンシューマー向けオンラインストレージサービス「quanp(クオンプ)」において、専用クライアントソフト「クオンプ オン」と、Webブラウザからアクセスして利用する「クオンプ ネット」をバージョンアップしたと発表した。

クオンプは、写真や動画、資料などを保管しておけるWebサービス。3Dの画面で写真や資料などの中身をプレビューできるビュワーが用意されているほか、PC用クライアント、Webブラウザ版、モバイル版、iPhoneアプリなど、さまざまなアクセス手段を用意しており、いつでも簡単に利用できるといった特徴がある。また、スライドショー用のウィジェットや、Officeの画面から直接データをアップロード/ダウンロードできるアドインが無償提供されているうえ、quanp上の写真からフォトブックを作成して送付するサービスなども展開されている。

新版の最大の強化点は、quanp IDを持っていないユーザーに対してもクオンプに保管した写真や動画、資料などを30日間共有できるようになった点。共有用のURLと暗証番号だけでだれでもアクセスできるようになり、アカウントの取得などの面倒作業が要らなくなった。

quanp IDを持っていないユーザーに対して設定を行うための画面

また、クオンプ オンにおいて、自動アップロード機能がフィルタリングに対応したほか、プレイスマップのデザインも改善されており、各プレイスのファイル数の表示やレイヤーの非表示が可能になるなどの機能強化が行われている。さらに、クオンプ ネットに関しても、選択したファイルをまとめてアップロード/ダウンロードできるようになるなどの改善が施されている。

プレイスマップ

一括アップロードの画面