パナソニックは10月6日、2018年までの環境行動計画を示した「グリーンプラン2018」を策定。その内容を公表した。

2018年は同社にとって創業100周年にあたる年となる。同社は全事業活動の基軸に「環境」を据え、グループ全従業員が取り組むアクションプランとして具体的な取り組みや数値目標を示している。

「グリーンプラン2018」における項目は、大きく「CO2削減」「資源循環」「水」「化学物質」「生物多様性」「環境配慮No.1商品」「社会との協働」の 7つに分けられている。

「CO2削減」では、生産活動と商品使用によるCO2削減貢献量を2005年度の基準比で1億2000万トンにするほか、物流のCO2重量原単位を同年度比で46%以上削減することなどが盛り込まれている。

また、太陽電池事業については「2015年に世界トップ3を獲得」という目標が掲げられており、燃料電池コージェネレーションシステムでは「世界トップシェアを獲得」するという目標が示されている。

「環境配慮No.1商品」については、該当商品の売上比率を2009年度比で倍増となる全体の30%に拡大するほか、「社会との協働」に関しては、「200万人の子どもたちへの環境教育の展開」「世界100万本の植樹」といった取り組みが実施される予定。

同社はこれらの取組みの総称を「eR」(「'eco ideas' Relations」の略)とし、今後活動を展開していくとしている。