東京・渋谷のたばこと塩の博物館にて、グラフィックデザイナー、イラストレーター、映画監督など幅広く活躍する和田誠氏の作品を紹介する特別展「和田誠の仕事」が開催。会期は11月7日まで。

ご挨拶のシルシ 本格派のピース(2010年 和田誠)

ピースを吸う人は 大物らしく見える(2010年 和田誠)

2010年は、たばこの銘柄「ハイライト」が発売されてから50年目に当たり、同パッケージデザインを手掛けたのが、グラフィックデザイナー、イラストレーター、編集者、著述家、映画監督など、幅広く活躍されている和田誠氏。1960年代には3年間にわたって「ピース」の雑誌広告も手がけている。

同展では、和田氏が手がけてきたさまざまな仕事を約170点紹介。今回の展覧会のために描き下ろされた、たばこをテーマにした作品37点も展示される。また、ポスターや絵本の原画展示のほか、それらの仕事の裏側にも迫る内容が用意されている。

会期中には、編集者の松田哲夫氏やエッセイストの阿川佐和子氏とのトークショーが行われるほか、『麻雀放浪記』、『快盗ルビイ』、『真夜中まで』といった和田氏が監督した映画鑑賞会も行われる。なお、同展は作品選定、図録編集から関連イベントまで和田氏自身がプロデュースする初の試みとなるとのこと。

展覧会の詳細や関連イベントの申し込み方法は、たばこと塩の博物館Webサイトを参照。

特別展 和田誠の仕事

会場 たばこと塩の博物館4階特別展示室
会期 開催中、11月7日(日)まで
開場 10時から17時
休館 月曜(9月20日、10月11日は開館)、9月21日(火)、10月12日(火)
入館料 大人・大学生300円、小中高校生100円