Vim 7.3登場

15日(米国時間)、Vimの最新版となるVim 7.3が公開された。VimはViエディタの機能に、いくつもの拡張機能を追加した軽量高機能エディタ。Linuxディストリビューションのデフォルトエディタとして採用されることが多い。システムの設定ファイルの編集やプログラミング用のエディタとして活用されている。

Vim 7.3は7.2リリース以後に公開されたすべてのパッチを統合したバージョン。ランタイムファイルのアップデートなども実施されている。7.3における新機能は次の通り。

• 永続的アンドゥ機能
• リロードに対するアンドゥ機能
• Blowfish暗号化機能
• スワップファイル暗号化機能
• テキスト隠蔽機能
• Luaインタフェースの導入
• Python 3インタフェースの導入

Vim 7.3は機能的にはマイナーリリースという位置付けになるが、7.2がリリースされてから2年が経過している上に大量のパッチがマージされていることから、マイナーとも言い切れないという。かといってメジャーリリースとも言い難く、ちょうどその中間あたりのリリースになると説明がある。