リンクとエーティーワークスが共同で運営しているサーバサービス「at+link」は7月30日、国立情報学研究所を中心に開発が進められているオープンソースの国産CMS「NetCommonsをインストール済みの専用型レンタルサーバ「at+link NetCommons Ready」の提供を8月3日から開始すると発表した。

NetCommonsはモジュールを組み合わせることで、専門的な知識やスキルを持たないユーザーでもWebサイトを構築できるシステム。一般向けと会員向けのWebサイトが構築可能な点、メールとデジタルカメラが使えれば誰でもページの内容を更新できる点などが評価されている。しかし、インストール作業にはインターネットやサーバに関するスキルが要求されることから、誰でもすぐに同システムを利用できるサービスの提供が望まれていた。

at+link NetCommons Readyは、NetCommonsがインストールされた 1台のサーバをそのままユーザーに提供する。そのため、専門知識を持たないユーザーも簡単に利用することができる。NetCommons以外に、メールアカウントの発行やメーリングリストのファイルサーバとしても利用可能。

価格は初期費用が3万1,500円、月間利用料が1万2,600円となっている。サービス開始を記念して、初期費用を0円で提供するキャンペーンを10月27日まで実施する。