Three Apps For Monitoring Performance In Linux - Techthrob.comにおいて、Linuxのシステムパフォーマンスを計測するための4つのツールが紹介されている。top(1)と同じように動作するもので、ネットワークトラフィックやIO負荷などをモニタリングするツールが紹介されており興味深い。紹介されているツールは次のとおり。
1. iftop(8)
どこのサイトとの通信がどの程度の帯域を消費しているのかを表示するコマンド。「iftop -i eth0」のようにネットワークインタフェースを指定して実行する。通信量はCUIのプログレスバーとして表示される。
2. iostop(1)
ディスクアクセスに関する情報をtop(1)のように出力するコマンド。出力されるリストは一見するとtop(1)のようだが、どのプロセスがどの程度のアクセスを消費しているのかがわかる内容になっている。
3. pv(1)
top(1)のような出力をするコマンドではないが、興味深いパフォーマンスモニタリングツールとして紹介されているコマンド。パイプの間に挟むと、そのパイプの間を流れるデータ量を計測して表示する。複数のコマンドをパイプでつなげてデータ処理をしている場合など、どこの処理にパフォーマンス上の問題があるのかを特定しやすくなる。
4. latencytop(4)
システムのどの部分で処理の待ち時間が発生しているのかを表示するツール。どちらかといえばパフォーマンスボトルネックを発見するための開発者向けのツール。
Three Apps For Monitoring Performance In Linuxでは4つのツールについてUbuntuとFedoraにおけるインストール方法も紹介している。Ubuntuであれは「sudo apt-get install 対象のツール名」、Fedoraであれば「sudo yum install 対象のツール名」でインストールできる。UbuntuとFedora以外のシステムでも各々のパッケージ管理システム経由でインストール可能。