IPA(独立行政法人情報処理推進機構)は7月5日、2010年7月13日(米国時間)にサポートが終了するWindows 2000 Serverについて、同OSを利用しているシステム管理者に対し、サポートが継続しているOSへのバージョンアップ実施を呼びかけるため、注意喚起を発した。
Windows 2000 ServerとWindows 2000 Professionalは7月13日にマイクロソフトのサポートが終了するのに伴い、新たな脆弱性が発見されたとしても、修正プログラムが提供されなくなる。
しかし、IPAではサポートが終了したOSの利用者からウイルスや不正アクセス被害に関する相談が寄せられているとともに、サポートが終了するOSの利用に関する危険性を認識していない企業のシステム管理者からも相談を受けているとして、今回、注意喚起を行った。
Windows 2000 Serverの代わりとして、サポート期間が2015年7月14日(米国時間)までとなっているWindows Server 2003、サポート期間が2018年7月10日(米国時間)までとなっているWindows Server 2008に移行することが勧められている。
マイクロソフトも同社のWebサイトで、Windows 2000 Serverの移行に関する情報を提供している。