日立製作所と三菱重工業は6月22日、海外向けの都市内鉄道システム事業に関して、グローバル市場における競争力強化とそれによる事業拡大を目的に協業を進めることで基本合意したと発表した。

今回の合意は、世界で新規建設や延伸、車両・システムの改良による高速化などの動きが活発化しており、海外の鉄道システム市場は拡大しつつあるという背景の下、行われた。

両社は今後、海外で競争力を発揮できる都市内鉄道システム案件について、マーケティングから建設・工事、メンテナンスに至るまで共同で推進していく。

加えて、両社の持つ製品ラインアップを相互補完することで、地下鉄などを含めた在来型の通勤車両、全自動無人運転車両システム・軽量軌道交通などの新交通システム、モノレールなど、都市交通にかかわるさまざまな鉄道システムのニーズにこたえていく。

日立製作所が韓国鉄道公社に納めたA-TRAINシリーズの「NOORIRO」号