マイクロソフトは6月15日、TechNet Plus サブスクリプションの名称を変更したうえ、同サブスクリプションに新たなエディションを追加したことを発表した。

TechNet Plus サブスクリプションは、システム管理者の業務をサポートする年間購読サービス。会員サイトから各種の技術情報にアクセスでき、電話によるテクニカルサポートが契約期間中に2インシデントまで無償で受けられるほか、製品評価用にMicrosoft製ソフトウェアをダウンロードすることもできる。用意されているソフトウェアは、WindowsやWindows ServerといったOSから、Officeなどのクライアントアプリケーション、SharePoint / Exchange Serverをはじめとするビジネスアプリケーション、System Centerなどの管理ソフトウェアまで非常に豊富。これらを試用期間制限なしで利用することができる。

今回の発表では、その「TechNet Plus サブスクリプション」を「TechNet サブスクリプション」へと名称変更することをアナウンス。これに伴い、同サブスクリプションの2つのエディションについても名称を以下のように変更する。

旧名称 新名称 価格 エディション概要
TechNet Plus Direct TechNet Professional 新規: 3万9000円、更新: 2万9000円 1人のユーザーが、特定のデバイスに制限されることなく、TechNetライブラリのコピーをインストールして使用することができる。DVD メディアなどのディスクキットは付属しない。
TechNet Plus TechNet Professional (メディア オプション付) 新規: 7万5000円、更新: 5万4000円 TechNet Professional(TechNet Plus Direct)と同じ内容。ただし、DVDメディアなどのディスクキットが付属される。

なお、サービスの内容に関しては変更はない。

また、マイクロソフトでは、TechNet サブスクリプションの新たなエディションとして「TechNet Standard」を加えたことも発表している。こちらは、エントリーレベルのエディションとなり、ダウンロードできるソフトウェアからエンタープライズエディションが除かれるほか、電話でのテクニカルサポートサービスも除外される。価格は、新規購入時は2万3000円、更新時は1万8000円となっている。

なお、TechNet ProfessionalおよびTechNet Standardの詳細はこちらのWebサイトで確認できる。