日本経済団体連合会(経団連)と日本商工会議所は6月2日、民主党鳩山総理の辞意表明に関する公式コメントを発表した。以下にその全文を掲載する。

日本経済団体連合会 会長 米倉弘昌氏(住友化学会長)のコメント
「昨年の総選挙で歴史的な政権交代を果たし、新しい日本をつくろうと全精力を注いでおられたことを考えれば、まさに、苦渋の決断であったと思う。政府・与党には、一致団結して、内外の信頼を得る新しい体制を早急に確立して欲しい」

日本商工会議所 会頭 岡村正氏(東芝相談役)のコメント
「鳩山総理の辞意表明は、重要課題が山積している時だけに大きな驚きである。国内問題はもとより不確実性を増す国際情勢など、政府の対応は一刻の猶予も許されない。諸課題の解決に向けて、速やかに新政権を樹立し、新総理の下で今後の政権運営に万全を期さなければならない。特に、国内経済は着実に改善の方向を示しており、腰折れすることがないよう経済運営に注力するとともに、成長戦略と財政運営戦略を早期に策定し果敢に実行することが新政権には強く求められる。その際、国民各界各層の意見にもしっかり耳を傾けてもらいたい」