米Gartnerは5月19日(現地時間)、2010年第1四半期の世界の携帯電話市場(メーカー別)とスマートフォン市場(OS別)の販売台数を発表した。同発表によると、Androidは前年同期比707%の成長を果たし、Windows Mobileを抜いた。

同期に世界で販売された携帯電話の台数は3億1,465万台と前年同期比17%増となった。メーカー別に見ると、第1位はNokia(1億1,010万台/シェア35%)、第2位はSamsung(6,490万台/同20.6%)、第3位はLG(2,720万台/同8.6%)。トップ10に入っているメーカーが台数を伸ばすなか、Sony EricssonとMotorolaはそれぞれ台数を減らしている。最も躍進したのはAppleで前年比同期比112.2%増の伸びを見せた。

2010年1Q世界の携帯電話のメーカー別シェア 資料:米Gartner

一方、同期に世界で販売されたスマートフォンの台数は5,400万台と前年同期比48.7%増とほぼ倍増する結果となった。OS別に見ると、第1位はSymbian(シェア44.3%)、第2位はRIM(同19.4%)、第3位はiPhone OS(同15.4%)、第4位はAndroid(同9.6%)、第5位はWindows Mobile(同6.8%)。

これらのうちシェアを大きく伸ばしたのがiPhoneとAndroidで、それぞれの販売台数は836万台、521万台だった。これに対し、Windows Mobileは販売台数は370万台と前年同期とほぼ同じだが、シェアは10.2%から6.8%に落とした。

2010年1Q世界の携帯電話のメーカー別シェア 資料:米Gartner