日本ユニシスは4月21日、東名高速道路での「電気自動車用急速充電システム」への課金・決済サービスの提供を開始することを発表した。同システムは、中日本高速道路と高速道路関連社会貢献協議会が共同で4月28日から運用を始めるもの。

日本ユニシスは、同社の電気自動車(EV)・プラグイン ハイブリッド車(PHV)向け充電インフラシステムサービス「smart oasis」によって、東名高速道路に設置された急速充電器の利用者認証、充電サービス管理、充電サービス利用料の課金・決済サービス、ユーザーサポートサービスなどを提供する。

東名高速道路における「電気自動車用急速充電システム」の概要

利用者は、専用の利用者カード(FeliCaカード)やおサイフケータイを用いた認証によって急速充電器が利用できるようになる。利用料は、登録されたクレジットカードから引き落とされる。

充電器はICカードリーダと通信機能を内蔵しており、利用開始時と終了時のデータや定期的なデータ通信を日本ユニシスのデータセンターに設置された管理システムとの間で行う。この仕組みを用いて、利用者はリアルタイムで充電器の満空情報を受け取れる。

同システムは、東名高速道路の海老名サービスエリア上下線と上郷サービスエリア上下線の計4ヵ所で運用が行われる。

海老名SAと上郷SAにおける急速充電器の設置場所

今回用いられる高岳製作所製急速充電器と充電イメージ