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プログラムにはイースターエッグと呼ばれるジョーク機能が搭載されているものがある。イースターエッグは開発チームのメンバーリストが表示されるものからゲームまで多種多様。本来の操作でそうした機能が実行されることがないように通常の手順では表示されないようになっていることが多い。古いものでいえば、たとえばUNIXのmake(1)では「make love」と入力すると「Not war.」と表示される。最近になってFreeBSD make(1)はこのジョーク機能が復活している。

Can You Find it? 7 Easter Eggs on Linux / UNIX related softwareにおいてUnix関連のイースターエッグが紹介されている。取り上げられているイースターエッグは次のとおり。

1. お魚くん

GnomeからAlt-F2で「アプリケーションの実行」ダイアログを起動。「free the fish」と入力して実行すると、スクリーンの上を小さい魚が泳ぐようになる。

スクリーンの上を泳ぐ魚

奇妙なスペースインベーダー風ゲーム

2. 奇妙なスペースインベーダー風ゲーム

GnomeからAlt-F2で「アプリケーションの実行」ダイアログを起動。「gegls from outer space」と入力して実行すると、スペースインベーダー風の隠れゲームが起動してくる。

3. apt-get(8)モー

apt-get(8)の引数に「moo」を指定して実行。「Have you mooed today?」(今日は「モー」と鳴いたかい?)というメッセージとともに牛(らしき)もののアスキーアートが表示される。マニュアルを調べてもmooに関する説明はない。

apt-get(8) モー

Firefoxロボット

4. Firefox Robots

Firefoxのアドレスバーに「about:robots」と入力する。ロボットに関するメッセージが表示される。

5. OpenOffice.org CalcとWriterの隠れ機能

OpenOffice.org 操作 イースターエッグ
Calc =GAME("StarWars")と入力 スペースインベーダー風ゲームが現れる。
Calc =GAME(A2:C4;"TicTacToe")と入力 指定したセルで○×ゲームができる。
Calc =STARCALCTEAM()と入力 開発者の写真表示と名前への展開。
Calc =GAME()と入力 say what? (何だって?)というメッセージへ展開。
Calc =GAME("Froggie")と入力 Froggieに展開される。2つ目以降はoh no, not again! (えぇ、またかよ!)へ展開。
Calc =TTT()と入力 ランダムに顔文字へ展開。
Writer 新規ドキュメント作成でStarWriterTeamと入力してからF3を押す 開発チームの写真とメッセージへ展開。

OpenOffice.org Calcから起動されたスペースインベーダー風ゲーム

aptitude(8)モー

6. aptitude(8)モー

apt-get(8)と同じ要領でaptitude(8)の引数に「moo」を指定して実行。-vの数を増やしながら執拗に実行していくと徐々にメッセージが変わる。マニュアルを調べてもmooに関する説明はない。

7. vim、grep、ddate

Vimで「:help 42」を実行、ディスコルディア暦で日付を表示するddate(1)コマンドなど。