東洋経済新報社は3月11日、「第4回東洋経済CSR企業ランキング」を発表。同ランキングによると、総合得点でのランキング1位はパナソニック。次いで2位 トヨタ自動車、3位 シャープという結果になっている(CSR:企業の社会的責任)。

同ランキングは、同社が毎年実施している「CSR企業調査」データと同社が保有する上場企業財務データを元に算出された値を、「雇用」「環境」「企業統治」「社会性」の4つの分野ごとに評価したもの。

今回の発表内容は2009年7月に行われたCSR調査データと2009年3月期までの財務データを元に作成されたもので、「強みを持つ環境分野に加え、雇用分野で女性管理職比率5.7%と大手メーカーとしては進んだ女性の積極的登用」といった要素によって高い評価を得たパナソニックが総合得点で1位になった。

総合得点の上位20社は以下の通り。

順位 社名 総合得点(600)
1位 パナソニック 544.6
2位 トヨタ自動車 540.0
3位 シャープ 534.5
4位 富士フイルムホールディングス 533.4
5位 デンソー 531.9
6位 リコー 530.0
7位 キヤノン 526.7
8位 ソニー 524.5
9位 NEC 522.3
10位 日立製作所 520.0
10位 日本郵船 520.0
12位 資生堂 514.3
13位 旭硝子 513.9
14位 村田製作所 512.1
15位 アサヒビール 511.7
16位 帝人 511.0
17位 東芝 510.8
18位 富士通 510.1
19位 パナソニック電工 510.0
20位 京セラ 509.5

なお、同発表で公開された分野別ランキングの「財務上位」における企業のランキングは「1位:国際石油開発帝石」「2位:任天堂」「3位:武田薬品工業」となっている。