宇宙航空研究開発機構(JAXA)は3月2日、2009年12月21日に宇宙に上がり、国際宇宙ステーション(ISS)に第22次/第23次長期滞在クルーのフライトエンジニアとして長期滞在中の野口聡一宇宙飛行士が地球に帰還するために搭乗するソユーズ宇宙船(21S)がISSから離脱する予定日が2010年6月2日(世界標準時)に決まったと米国航空宇宙局(NASA)より連絡を受けたことを明らかにした。

ISS内の欧州宇宙機関(ESA)が建造した(2010年2月8日に打ち上げられたSTS-130の作業にて地球側に接続された)観測用モジュール「Cupola」にて、地球の撮影を行う野口聡一宇宙飛行士(出所:NASA)

なお、2010年5月下旬にスペースシャトルSTS-132(ULF4)ミッションで予定しているロシアの小型研究モジュール(MRM1)取り付けのために、ソユーズ(21S)を現在結合しているザーリャ(基本機能モジュール)のドッキングポートからズヴェズダ(サービスモジュール)後方のドッキングポートへの移設(リロケーション)が5月12日(世界標準時)に予定されており、この移設の際、ソユーズ(21S)に野口宇宙飛行士が乗り込む予定となっている。