"ハッピーマンデー制度"とやらが一般化してからずいぶん経つが、個人的には土日月の3連休よりも、週の真ん中の水曜日とか木曜日にぽつんと休日があったほうがうれしかったりする。今週はまさしくそういう週であったのだが、ページビュー重視のWebメディアにとっては、休日が1日あると、その前後でアクセス数が下がり気味になるので、やっかいな存在でもある。予想通り、今週は全体的にやや低めの数字が目立つ1週間となってしまった。

とはいうものの、上位記事とそれ以外には、やはりそれなりの差があるというもの。さっそく2月6日(土)から2月12日(金)のトップ10記事を見ていこう。

1位 GoogleがスーパーボウルCM!? 「ありえないことが起こる」と予告 2月8日
2位 サイボウズ、Windows phone向けアプリ「KUNAI」を発表 2月9日
3位 国土交通省、高速道路無料化社会実験の対象37路線を発表 2月2日
4位 【レポート】10年代は3D産業革命の時代 - 3Dテレビ市場でシェア5割を目指すパナソニック 2月10日
5位 パナソニック、第3四半期は増収増益 - 通期営業利益も1,500億円に上方修正 2月5日
6位 Googleも登場したスーパーボウルCM - 今年の勝者は? 2月9日
7位 【コラム】エンタープライズ0.2 - 進化を邪魔する社長たち 第49回 ●●で働く社長という時点でアウト……かもな社長ブログ0.2 2月9日
8位 「NECエナジーデバイス」誕生へ - 大容量リチウムイオン二次電池事業を分社 2月10日
9位 SAP CEOのApotheker氏が退任、共同CEOによる2名統治制回帰へ 2月8日
10位 Acrobatを使わずにPDFファイルを編集する方法 2009年11月5日

米国ではスーパーボウルが放映される日は、自宅でTV観戦を決めこむ人びとが多いので、ふだんは予約でいっぱいの人気レストランもガラガラになってしまうとか。そのスーパーボウルに"ありえないCM"をGoogleが提供というニュースが今週の1位に。ネット広告を収入源とするGoogleだが、最近はテレビでも積極的にCMを打っている。この会社が今度、どんな"ありえない"ことをやってくれるのか、非常にたのしみだ。このCMの内容についての記事も6位に登場している。

久々にメディアに登場した感のあるサイボウズの新製品記事が2位にランクイン(なんでも製品発表会は、青野社長も登場しての寸劇が行われたとか)。グループウェアと携帯電話の連携はめずらしくなくなったが、今回の新製品「KUNAI」は昨今のご時世を反映してか、セキュリティポリシーが細かく設定できる点が特徴のようだ。

先週1位の高速道路無料化実験についての記事は、今週も毎日、一定数以上のPVを稼ぎ3位に。民主党がごたごたしていることも重なってか、社会的関心はあいかわらず高い。

4位と5位にはパナソニック関連記事。映画『アバター』の成功にもかかわっている同社だが、本格的に3Dテレビ事業に乗り出すもよう。通期営業利益も上方修正するという強気の姿勢だが、はたしてどこまで3Dテレビが世間に受け容れられるか、要注目だ。ちなみにまもなく開始のバンクーバーオリンピックで、「バンクーバーオリンピック」と使っていい日本企業はパナソニックだけである。

今週はニュース/レポートともに、通常より本数も少なめだったためか、全体的にややさびしいPV数となってしまった。来週以降はもう少し集中的にコンテンツを投下していきたいと思う。