Firebug integrates with Firefox to put a wealth of development tools at your fingertips while you browse.

20日(米国時間)、Firebugの最新版となるFirebug 1.5.0が公開された。

FirebugはJavaScriptデバッグやHTML/CSSの編集、インスペクション、読み込みタイミングの分析などを実施するためのFirefoxエクステンション。サポートするバージョンはFirefox 3.5以降。WebデベロッパやWebデザイナに人気の高いエクステンションで、Firefox人気を支えている機能のひとつとなっている。

Firebug 1.5.0の新機能は次のとおり。そのほかの新機能のオーバービューはリリースノートに掲載されている。

Firebug 1.5.0新機能
機能拡張されこれまででもっとも堅固なインスペクタ機能
新しいデバッグ機能「ブレークオン」の導入
MathMLおよびSVGネームスペースのサポート
HTML編集機能の改善
Netパネルのタイミング表示をより正確なものへ改善
XHRにおけるブレーク機能
NetパネルおよびConsoleパネルへPersistボタンを追加
スタイルサブパネルの分離

Firebug 1.5.0は6ヶ月を越える開発の成果物であり、36回のアルファおよびベータリリースを経た正式版となる。新機能の追加や性能の改善以外にもさまざまなバグが修正されているため、1.4.5など従来のバージョンを使っている場合には最新版へのアップグレードを検討する価値がある。

Firebug 1.5.0利用例 / Firefox 3.6 R2

Firebug 1.5.0利用例 / Firefox 3.6 R2

Firebug 1.5.0利用例 / Firefox 3.6 R2

Firebug 1.5.0利用例 / Firefox 3.6 R2

Firebug 1.5.0利用例 / Firefox 3.6 R2

Firebug 1.5.0利用例 / Firefox 3.6 R2

Firebugを1.4.5から1.5.0へアップグレードする場合、Firebug上で動作するエクステンションも手動でアップグレードする必要がある。いまのところFireQuery 0.4.1やFirePHP 0.4.3の動作が確認されている。動作するエクステンションの自動アップグレードはFirebug 1.6.0で実装される見通し。

なお、Linuxで64ビット版Firefoxを使っている場合にはFirebug 1.5.0がクラッシュするという問題が報告されており、ディストリビュータが提供する修正版Firefoxの提供を待つか、かわりに32ビット版Firefoxを使ってほしいという説明がある。