読者の皆様、新年明けましておめでとうございます。マイコミジャーナル 経営チャンネルでは2010年も読者の皆様に有益となるビジネス情報を数多く届けていけるよう、スタッフ一同、力を尽くす所存です。本年もどうぞご愛読のほど、よろしくお願いいたします。

それではさっそく今年最初の週間ランキング、1月2日(土)から1月8日(金)の経営チャンネル上位10記事を見ていこう。

1位 【レビュー】生まれ変わった高機能メーラ"Thunderbird 3"をビジネスシーンで活用する
2位 【レポート】3Dへの取り組みを強化するパナソニック - 「アバター」にも使われた技術力
3位 Windows 7を高速化するテクニック6
4位 東証、富士通製新株式売買システム「arrowhead」の本格稼働を開始
5位 Windows 7"ゴッドモード"を有効にする方法
6位 【レポート】ウイルス「Gumblar」がJR東、ホンダ、モロゾフなど企業サイトを次々と改竄
7位 【コラム】欧州から眺めるITトレンド 第43回 "違法ダウンロード規制"こそ違法? HADOPIスタートで幕を開けた2010年
8位 【レポート】今年もクラウドが最大のキーワード!? IT関連企業各社の年頭所感/年頭訓示
9位 Yahoo!がZimbraをVMwareへ売却か - 米報道
10位 エンジニアが最も働いてみたい企業は社名を変えたあのメーカー

今年最初の週間1位を獲得したのは、昨年末にリリースされたオープンソースメーラ Thunderbird 3のレビュー記事。正直、ここまで反響があるとは予想していなかっただけに編集部としても嬉しい驚き。記事によれば、新バージョンになってからは動作も安定し、とくにIMAPのハンドリングがすぐれているという。ビジネスでGmailを使っているユーザなら、GmailのUIとして使うにもすぐれている。試す価値は十分にあるようだ。

僅差で2位となったのは、話題の3D映画『アバター』の人気を受けて急浮上した2009年8月掲載のレポート。どうやら今週、Yahoo!のデイリーニュースに載ったことが要因らしい。まったく余談だが、個人的には『アバター』の3D効果よりも、準主役のシガニー・ウィーバーが御年60歳ということのほうに驚いた……。

3位と5位にはWindows 7の便利なテクニック集がランクイン。企業ユースではWindows 7への移行はそれほど進んでいないが、コンシューマレベルではすでに多くのユーザがWindows 7に乗り換えている。自宅のPCで仕事をすることが多いビジネスパーソンなら、ぜひとも役立てていただきたい。とくに"ゴッドモード"はオススメです。

年明け早々、日本でも猛威をふるっているウィルスがGumblar(ガンブラー)だ。6位の記事で挙げているように、名だたる有名企業もその被害に遭っている。やっかいなのは、セキュリティにあまり詳しくないユーザは「一流企業のWebサイトなら、アクセスしても何の問題もないはず」と思いこみがちなこと。頭から信じ込んでいるため、まさかそういったサイトからトロイの木馬を仕込まれるなんて思わないため、予後の対策がさらに遅れる事態にもつながってしまうのだ。単に"気をつける"だけではいかんともしがたいだけに、被害のさらなる拡大が懸念される。

例年、年末年始はサイトへのアクセス数が減る傾向にあるのだが、この1週間はIT周りの話題が多かったせいか、比較的順調な滑り出しとなった。この調子で1年が続くとよいのだが。