NXP SemiconductorsとARMは、複数のプロセッサコア「ARM Cortex-A9」を搭載したSTB向けSoCプラットフォーム「NXP 847x/8x/9x」ファミリを公開した。

同ファミリは、45nmプロセスを採用し、マルチチャネル放送受信機能を内蔵しており、必要な機能をすべて統合することに成功したプラットフォーム。

Cortex-A9はマルチコアの「同MPCore」を採用したほか、システム全体のパワーマネジメント機能を「ARM Cortex-M3」プロセッサにて調整することで、電力最適化機能と低消費電力のスタンバイ動作を実現することが可能だ。

また、ARMのエコシステムとNXPのDSPベースのコンテンツデコード技術を活用することでAdobe FlashやWebブラウザ技術を利用したユーザインタフェース環境にも対応が可能となっている。

なお、同ファミリは3Dグラフィックス・プロセシング・ユニットも搭載しており、3Dコンテンツの表示も可能だという。