米国らしい甘さたっぷりのチョコレート「See's CANDIES」

GHIRARDELLIと並んで、サンフランシスコ土産として有名なのが、同じくカルフォルニア生まれの「See's CANDIES」のチョコレートだ。こちらは濃厚な甘さが特徴であり、正に米国のスイーツ代表と言える一品である。今回はチョコレートの詰め合わせを買ってみた。

写真からもおわかりいただけるかもしれないが、See's CANDIESのチョコレートはナッツ、キャラメル、ヌガーをチョコレートでコーティングしたものが多い。フランスやベルギーのチョコレートと比べて1個のサイズが大きく、甘さも胃にずっしりくるほど重い。甘いモノが苦手な人は1個を食べ切るのさえ難しいかもしれない。とはいえ、米国らしいお土産として、これはこれでありだと思う。

当記事を執筆するまで知らなかったのだが、See's CANDIESは日本でも購入することができる。ただ、価格がずいぶん違うので(今回は円高の影響もあったが)、興味がある人は米国で買ってみるとよいのではないだろうか。なお、See's CANDIES製品もGHIRARDELLIと同様に、空港の免税店で購入することができる。

ミルクチョコレート・ダークチョコレート・ホワイトチョコレートの詰め合わせ(ナッツ・キャラメル・バタークリーム・トリフ・トフィー入り)「Chocolate&Variety」。どれもとにかく甘い

サワーブレッドに入った「Boudin」のクラムチャウダー

フィッシャーマンズワーフを代表的な観光地とするサンフランシスコはシーフードが豊富で、クラムチャウダーが名物だ。そのクラムチャウダーが美味しいことで有名なBoudinでは、中をくり抜いたサワーブレッドに入ったクラムチャウダーを食べさせる。

酸味のあるサワーブレッドは生まれたての赤ちゃんの頭くらいの大きさであり、かなりのボリュームだ。クラムチャウダーはアサリの風味が利いており、塩加減も絶妙。「アメリカの料理は口に合わない」という人も、サンフランシスコのクラムチャウダーなら満足するのではないだろうか。

Boudinの店舗はフィッシャーマンズワーフ、サンフランシスコのユニオンスクエアに面しているデパート「Macy's」にある。各店舗ではクラムチャウダーの缶詰も販売している。少々重いが、日本でもBoudinのクラムチャウダーを味わうことができるというわけだ。

Boudinのクラムチャウダーの缶詰(左)と店舗で食べることができるサワーブレッドに入ったクラムチャウダー(右)

なお、今回初めて知ったのだが、Boudinのクラムチャウダーは空港でも購入可能である。なんと、サワーブレッドまで売られていた。仕事で忙しくてクラムチャウダーどころではなかった人にとっては、店舗と同じ味を試すことができるまたとない機会だ。ただこのサワーブレッド、写真ではわかりづらいが、半径20cm以上あり、かなりの重さであることが残念でならない(ということで、筆者は購入を断念)。

空港で販売されているBoudinのクラムチャウダーとサワーブレッド。荷物に余裕があればサワーブレッドを購入するのもよいだろう