マネージャの仕事の中でも重要なものに、部下に適切に仕事を任せる、というものがある。英語では"delegating(権限の委譲)"という。仕事を丸投げしたり、介入しすぎたりしては部下も思い通りの仕事ができないことは容易に想像がつく。U.S.News & WORLD REPORTに「部下に仕事を任せる際の5つの間違い(原題: 5 Ways Managers Fail at Delegating)」という記事が載っているので紹介しよう。

1. 共通の認識を持たない

仕事が成功裏に終了した時のゴールは何かということを事前に部下と確認しなかったため、最後に出てきたものがあなたの期待したものと違っていたということはよく起こる。

2. 進捗管理をしない

プロジェクトの最初に話をするだけで、計画通りに仕事が進む……なんてことはない! プロジェクトに関与し続け、チェックすることはマネージャの有効な武器だ。進捗管理により、予定通りに仕事を進め、問題を早期に把握し、必要ならば計画を修正することができる。

3. 自分が出しゃばる

ときどき、マネージャが神経質になりすぎて、部下に与えた仕事を自分でやろうとすることがあるが、これは誰がその仕事の責任者かという点に混乱を生じさせ、部下のパフォーマンスも低下する結果となる。

4. 自分でできることは自分ですべきだと思う

これは自然な感情だが、部下を十分に活用できなくなり、あなたの仕事があふれかえることになる。結果として、あなたがマネージャとして本来すべき仕事に時間をかけられなくなる。マネージングとは他人に仕事をさせることなので、あなたはその方法を学ばなければならない。

5. 不適切な人に仕事を任せる

仕事を任せる際には、地位に照らし合わせて誰にその仕事を任せるべきかではなく、誰がその仕事をできる才能やスキルを持っているかを考えよう。もちろん、その仕事を任せるべき人に、仕事を任せるのがいつも乗り気がしないならば、その人の職務が適切かを再検討しよう。

仕事を任せ、適切に介入することは、マネージメントの縮図と言える。やるべきことを考え、適切な人を選び、やってほしいことを正しく伝え、結果がでるようにフォローする、これがマネージメントというものだ。