日本能率協会マネジメントセンター BT開発・制作本部 開発部長の乃万肇氏

日本能率協会マネジメントセンター(JMAM)は9月29日、2010年版の同社製手帳/ダイアリーを発表した。

2010年版では、大幅に商品ラインナップを変更。33商品を廃止し、34商品を追加している。

日本能率協会マネジメントセンター BT開発・制作本部 開発部長の乃万肇氏は、2010年版の制作にあたり、可読性、視認性、利便性、デザイン性の4つの観点から改善を施したと説明。フォントや文字サイズの変更、休日/祝祭日の色の変更、表記スペースの拡大、表紙光沢度/フラット感の調整など、多岐に渡り改善を施している。

シリーズごとの主な変更点は以下のとおり。

  • 能率手帳キャレル: 働く女性向けの手帳「能率手帳キャレル」では、全アイテムに時間目盛りを入れたほか、週間ページに2ヶ月小カレンダを掲載した。また、プリント等を手帳に挟み込むことが多いという女性ならではの傾向を意識し、表紙ポケットを充実させている
  • 能率手帳: JMAMの中核商品の「能率手帳」では、月間横罫タイプの新商品「能率手帳4」を追加。日や週をまたがってスケジュールを書き込めるタイプを追加したことで、さらに広いニーズに対応できるようになった
  • 能率手帳エクセルプラス: ビジネスパーソン向けの小型手帳シリーズ「能率手帳エクセル」よりもサイズを少し大きくした「能率手帳エクセルプラス」を新たに発売。土日のスペースを小さくして平日欄を大きくとっている、といった特長がある
  • 能率ダイアリーリフレ: JMAMが最も力を入れているというカジュアル日誌「能率カレンダーリフレ」に、見開き2ヶ月の月間ブロックページを設けた新商品「能率ダイアリーリフレ3」「能率ダイアリーリフレ4」を追加。書き込みスペースを確保するために余白を極力減らすといった工夫もなされている
  • 能率ダイアリーリスティ: 日経ビジネスアソシエと共同で開発された新シリーズ。リスティ(LISTY)という名前は、「LIST」と「STYLE」を組み合わせた造語で、「いろいろな書き出してみよう」という開発思想から付けられている。きれいに書き込めるよう方眼レイアウトを取り入れたほか、バーチカル(縦書き)形式/平日重視のスケジュールページを採用している、などの特長がある
  • ペイジェム: 女性ユーザーを意識したカジュアル手帳「ペイジェム」も大幅に拡充。表紙のカラーバリエーションを増やしたほか、縦横5mmずつサイズダウンさせて女性の持ちやすさを向上させた

これらはいずれも今月より順次出荷されており、すでに店頭での販売も行われている。