日本HP HPソフトウェア・ソリューションズ統括本部 ビジネス・テクノロジー・ソリューションズ事業本部 マーケティング部 長谷修氏

日本ヒューレット・パッカードは9月14日、ITプロジェクト・ポートフォリオ管理ソフトウェアの新版「HP Project and Portfolio Management (PPM) 8.0」を発表した。

PPMは、ITの戦略立案からプロジェクト管理までをグローバルにサポートするソフトウェア。ITシステム部門の予算や予算消費実績、予算消費見込みなどを可視化するIT財務管理機能も備える。

全体のワークフローと、現在の工程をビジュアルな画面で表示

各プロジェクトの進捗状況が表示されたダッシュボード画面。ステータスに応じて色分け表示されており、予定に対して遅延が生じているプロジェクトが一目でわかる

ダッシュボード画面でプロジェクトをクリックすると現れる、プロジェクトのタスク一覧画面。担当者のスキルやステータスを確認して、他の担当者に変更することも可能。代わりの担当者を探す際には、必要とするスキルを指定して適任者を検索することもできる

日本HP ビジネス・テクノロジ・ソリューションズ事業本部 ソフトウェア・ソリューション技術本部 技術第三部 中村靖雄氏

新版では、同社の管理ソフトウェアとの連携を強化。IT資産管理ソフトウェア「HP Asset Manager software」、テスト自動化機能を備える品質管理ソフトウェア「HP Quality Center software」、ITILサービス管理ソフトウェア「HP Service Manager software」、構成情報管理ソフトウェア「HP Universal CMDB」などと連携し、各種情報を取り込み、マージして表示できるようになっている。

また、新たに日本語や中国語、ハンガリー語、チェコ語に対応したうえ、ログオン時に言語を指定するだけで各種メニュー/項目を各国語で表示できるようになった。

ログオン画面に言語を選択できる項目が設置されている

ハングル語を選べばハングル語表示に

日本語を選べば日本語表示に

英語を選べば英語表示になる

さらに、人件費も含めたコストの予実をグラフ化する機能や、残り予算を表示する機能なども追加されている。また、採用プロジェクトを決めるためのシミュレーション機能も搭載。採用プロジェクト数を変えた場合のコストや人的リソースを予算とともに時系列で表示することも可能だ。

コストと人的リソースのシミュレーション機能。オレンジの折れ線が全プロジェクトを採用した場合の値、青の折れ線が現在の予定に従ってプロジェクトを進めた場合の値、緑の折れ線が必要最低限のプロジェクトのみ採用した場合の値。薄いオレンジで色づけされた領域が予算の範囲内。はみ出している部分が赤字になる

縦軸にリスク、横軸に導入効果を指定して表示させたバブルチャート。円の大きさはコストの大きさを表している。リスクや導入効果の算出に際しては、項目と計算式を自由に設定できる

コストの予実を表示したグラフ。青の棒グラフが予算、緑の棒グラフが実際の費用。薄いグレーの折れ線グラフが予算の残りを表しており、予算を使い果たすと思われる時点に赤い縦の実践がひかれている

日本HP ビジネス・テクノロジ・ソリューションズ事業本部 ソフトウェア・ソリューション技術本部 技術第三部の中村靖雄氏は、同製品について「ワールドワイドでITスタッフが500人以上在席する大企業で特に有効」と説明。日本HPでは、コンサルティングや導入支援、トレーニングなどと併せて販売し、コスト最適化を促進するソリューションとして提供していく考えだ。

ソフトウェア単体の最小構成価格は、710万4720円。10月1日より販売が開始される。