DTSは、RFIDを用いた位置情報管理システム「iZCOM(ィズコム)」の販売を開始したと発表した。

「izcoM」は、自ら電波を発信するアクティブ型RFIDタグを人や物に付け、GPS機器では特定しにくい屋内の現在位置や移動経路、滞留時間などの位置情報を収集するもの。Webブラウザを使って確認する。通信距離は10-20メートル程度だという。

移動経路表示(左)と滞留時間表示(右)

また、指定したエリアヘの侵入や長期滞在を検知し、警告を通知する機能も持つ。通信機器については、レンタルも行っているという。

システム構成

同社では利用用途として、倉庫や工場内で物品の現在位置や移動情報を管理、作業員の行動分析、社内資産の盗難や紛失防止、介護施設などでの入居者の位置管理、侵入禁止エリアヘの立入りによる事件・事故防止などを挙げている。

ソフトウエアのライセンス価格は、基本ライセシス(サーバーライセンス、50ユーザーライセンス含む)が31万5,000円(税込)となっている。