パソナキャリアは8月25日、同社に来社した転職希望者を対象に5月1日から5月31日にわたって実施した「転職後の不安に関する調査」の結果を発表した。同発表によると、転職希望者が転職後の会社で不安に感じていることのトップ3は「仕事内容が予想通りかどうか」、「長く働くことができるかどうか」、「人間関係」だという。
同社では、同調査について年代別に分析を行っている。20代は、他年代と比べて「上司や同僚・部下との人間関係」、「仕事内容が思い描いていたとおりかどうか」「長く働くことによってスキルアップが見込めるかどうか」が不安として高くなっている。20代前半に限ると、「中途入社者の受け入れ体制が整っているかどうか」という点も高く、転職後に関して受身な姿勢が見受けられるとしている。
30代は、他年代と比べて「会社の今後の成長性」が高く、「上司や同僚・部下との人間関係」や「長く働くことでスキルアップが見込めるかどうか」などは全体より低いことから、自発的な態度で転職に臨んでいると分析されている。とはいえ、最も不安な点は「仕事内容が思い描いていたとおりかどうか」、「入社先で長く働くことができるかどうか」は他年代よりも高く、転職に対して慎重な一面も見受けられる。
40代は、他年代と比べて「スキルや経験が通用するかどうか」が不安として高くなっている。その一方、「長く働くことでのスキルアップ」、「オフィスなどの社内環境」、「残業時間が多くないか」は他年代よりも低く、即戦力として転職に臨んでいることがうかがえる。