東芝は8月19日、中部電力とメガソーラー発電プラント「メガソーラーたけとよ」の建設に関する契約を締結したことを発表した。東芝としては、事業用メガソーラー発電プラントの初受注となる。

同発電プラントは、中部電力が愛知県知多郡武豊町の中部電力武豊火力発電所敷地内に設置するもので、中部電力初の事業用メガソーラー発電プラントとなる。発電出力は7.5MWで、2011年秋の運転開始を予定している。

東芝では、基本設計を含むエンジニアリング全般、プラントの建設のほか、太陽光発電パネルやパワーコンディショナ、昇圧機といった主要機器の納入を含めたプロジェクト全体を一括受注している。このうち、パワーコンディショナは、定格出力250kW製品としては世界最高レベルとなる直交変換効率97.5%を実現した製品を投入する予定としている。

なお、東芝では今回の受注を契機にワールドワイドでメガソーラー発電プラントの受注拡大を目指すとするほか、中部電力としても今回のプラントで発電ノウハウなどを蓄積し、将来の次世代プラント建設に役立てていきたいとしている。