Novellが支援するオープンソースの次期Linuxディストリビューション「openSUSE 11.2」のマイルストーン第5版(M5)が8月10日(現地時間)に公開された。11月の正式公開に向けて小刻みにマイルストーン版を出す同プロジェクトだが、次回となる第6版は8月後半に予定されているという。
M4からアップデートされた主なソフトウェアは以下の通り。なおM5はGCC 4.1.1でビルドされている。
- Linuxカーネル 2.6.31-rc4
- Xen 3.4.1 RC10
- GNOME 2.27.5
- PackageKit 0.5
- Apache 2.2.12
- Choqok 0.6.1
- VirtualBox 3.0.2
このほか、KDE 4.3の正式版、OpenOffice.org 3.1.1 β1、デスクトップでの使用に特化したカーネルなどが含まれている。
既知のバグとしては
- いくつかのハードウェアで、LiveCDのISOイメージがUSBからブートできない
- GNOME版のLiveCDで収録できなかったパッケージがある(Tomboy、Beagle、GNOME-Do)
- ビデオメモリのサイズが大きいと、VirtualBoxでXが適切に表示されない
- kdesuが動作しない
などが挙げられている。
対応アーキテクチャは32ビット版(x86)と64ビット版(x86-64)。それぞれKDE版とGNOME版が用意されている。ISOイメージはopenSUSEのダウンロードページから入手可能。