NECは、コラボレーティブウェア「StarOffice Xシリーズ」を、新たにSaaS型サービスとして提供すると発表した。

このサービスは、「StarOffice Xシリーズ」にレポーティングサービスなどグループウェアの利活用を促進するツールを付加し、NECが提供するSaaS基盤サービス「RIACUBE/SP(リアキューブエスピー)」上でサービス化したもの。

新サービスには個別の要望にも対応できる「中・大規模向け」と、Webサイト上で申し込みを行い簡易な環境設定のみで利用可能な「小規模向け」の2種類あるが、今回提供開始されるサービスは「中・大規模向け」で800ID以上を想定している。

なお、「小規模向け」は2009年12月に提供を開始する予定だ。

「中・大規模向け」基本サービスには、ポータル・グループウェア、ウイルス対策、レポーティングの各サービスが提供され、初期費用はなく、800IDの場合、1IDあたり月額1,600円(税別)で利用できる。メールは1IDあたり1GB、文書管理は1IDあたり10GBとなっている。

基本サービス

ポータル・グループウェア ポータル、メール、文書管理、スケジュール管理などStarOffice Xシリーズのグループウェア機能を提供
ウイルス対策 StarOffice Xシリーズで管理するメール、文書管理、掲示板のデータのウイルスチェック・駆除を行う
レポーティング StarOffice Xシリーズの各機能の利用状況を定期的にレポーティングして管理者へ通知

オプションサービスとしては、ワークフロー、ActiveDirectory連携、ディスク容量増設、迷惑メール対策、メールアーカイブなどのサービスがある。

「StarOffice Xシリーズ」の画面(SaaSサービスでは異なる場合があります)

NECでは今後3年間で10万ユーザライセンス(ID)の販売を目指している。