アクト・ツーは6日、「ハイダイナミックレンジ(HDR)」画像が簡単に作成できるというMacintosh用画像レタッチソフト「Hydra(ハイドラ)」のダウンロード販売を開始した。価格は7,980円で、同社のオンラインストアから購入できる。

HDRとは、異なる露出設定で撮影された複数の写真を合成することで、カメラセンサーの能力を超える美しい画像を作成する技法のこと。同ソフトでは、最低でも2枚の画像を必要とし、最大で10枚の写真を合成することが可能という。また、三脚などの固定器具を使わずに撮影したために、位置がずれている写真であっても、自動もしくは手動配置機能によって合成することが可能とのこと。

  

上部3枚の画像が異なる露出で撮影された素材。下部が「Hydra(ハイドラ)」のHDR合成によって作成された画像

「iPhoto」のように簡単に扱えるインターフェイスとなっており、「iPhoto」のライブラリから直接画像を読み込んだり、合成後の写真を「iPhoto」のライブラリに書き込むことも可能という。さらに、Apple社のフォトレタッチソフト「Aperture」用のプラグインが付属されているので、同ソフトの機能を「Aperture」でも利用することができる。

動作環境は、OSがMac OS X10.5.4以降、CPUはPowerPC G5およびIntelプロセッサとなっており、 64MB以上のVRAMが必要。

「Hydra(ハイドラ)」のインターフェイス画面(画像の配置)

プラグインをインストールした「Aperture」で表示される「Hydra HDR プロセッシング ウインドウ」