マイクロソフトは、Windows Vista/XPの購入者に向けた「Windows 7 優待アップグレード キャンペーン」、「Windows ありがとう キャンペーン」という2つキャンペーンを発表した。

「Windows 7 優待アップグレード キャンペーン」は、パソコンメーカが提供するものと、マイクロソフトが提供するものの2種類が用意される。

パソコンメーカが提供するものは、6月26日から来年の1月31日までの間に、Windows Vistaを搭載したPCを新たに購入したユーザーに対し、Windows 7を優待価格で提供するというもの。値段等、内容は各メーカにより異なっているが、NEC、エプソンダイレクトの場合は3000円、デル、HP、エイサーは無料で提供する。なお、対応製品や条件はメーカにより異なるので、詳細は各メーカに問い合わせてほしい。

マイクロソフトが提供するキャンペーンは、6月26日からWindows 7の発売日の前日(一部では、10月22日に発売するのではないかといわれているが、マイクロソフトからの公式な発表はない)までに、Windows Vistaのパッケージ、あるいはDSP版(自作PCやパーツなどに添付されるOEM版)を購入したユーザーに対して、3000円でWindows 7のアップレード版を提供するというもの。対象製品には、アップグレード可能なことを示す赤いシールが貼られている。申し込みは、マイクロソフトのオンライン上で「申し込みコード」を入力することにより行う。申し込みの締め切りは、Windows 7の発売日から6日後までとなっている。

キャンペーンの対象であることを示す赤いシールが張られたWindows Vistaのパッケージ

「Windows ありがとう キャンペーン」は、6月26日から7月5日までの期間限定、数量限定のキャンペーン。Amazon、ビックカメラ.com、ヨドバシ・ドットコムなど、オンラインストア限定のキャンペーンだ。このキャンペーンでは Windows 7 Home Premiumのアップグレード版が7,777円、Windows 7 Professionalのアップグレード版が1万4,777円と、通常のアップグレード版より1万円以上安い価格になっている。ただし、店舗によって予定数量が決まっており、在庫がなくなり次第終了となる。また、Windows 7が実際に提供されるのは、発売日以降になる。対応のオンラインサイトは、マイクロソフトのWebを参照のこと。

なお、Windows 7のパッケージ版は、Home Premium、Professional、Ultimateの3つが用意され、参考価格は以下の通りだ。

Windows 7のパッケージ参考価格

アップグレードの対象OSは、Windows VistaとWindows XPのすべてのエディションとなっている。