岡田商店は同社の運営するホビーロボット専門店「Robotma.com(ろぼとまどっとこむ」において、強度の高いABS Plus樹脂を使用した造形サービス「創る造(つくるぞう)」を開始した。

同サービスでは利用者が持ち込んだデータ(STL形式)を3D出力造形機で出力する。ABS Plus樹脂は引張強度試験において従来の樹脂よりも約40%強度が向上しており、機能検証や実製品への組み付け検証などに幅広く応用できる。塗装は従来と同様に行える。

同社では、ホビーロボットやラジコン等のオリジナル外装やパーツ作成、鉄道模型の建物や鉄橋の作成など、オリジナルの樹脂成型品を1点から作成するほか、デザインや部品開発などにおけるプレゼンやデザインレビュー、フィギュア作成などに活用可能だとしている。ただし、データがないと出力できないため、既存の部品等を持ち込んでの"3Dコピー"は不可。

写真の出力サンプル(※サイズは約140(W)mm×100(D)mm×73(H)mm)で、出力にかかる時間は約4時間、価格は約1万5円

最大出力サイズは203(W)mm×152(D)mm×高さ152(H)mm、積層ピッチは0.254mm。サービス料金は出力データにより異なるため見積にて対応する(見積は無料)。