ヤフーは4日、インターネット関連の開発者向けに同社が提供する一部のサービスやデータベースへのアクセスを無料で公開するサービス「Yahoo!デベロッパーネットワーク」において、『キーフレーズ抽出Web API』を公開したと発表した。
ヤフーでは、オープン化戦略の一環として、「Yahoo!デベロッパーネットワーク」において、一部のサービスやプラットフォームのAPI開放を進めているが、この中でも「日本語処理技術の公開についても注力している」(ヤフー)。
今回公開された『キーフレーズ抽出Web API』は、日本語のテキストを解析して特徴的な表現を抽出する機能を提供。これを利用すると、例えばブログの文章から話題となっているフレーズを抽出したり、キーフレーズの組み合わせで作成した検索式を使って、関連性の高いドキュメントを検索するアプリケーションを開発することができる。
用途としてはほかにも、ニュースなどのテキストからメインテーマと考えられるフレーズを抜き出したり、Web上でよく使われるフレーズを集計して人気のタグ集として見せたりすることなどが挙げられる。
ヤフーではこれまでも、テキスト解析Web APIとして、「形態素解析Web AP」(2007年6月公開)や「校正支援Web API」(2008年3月公開)などを公開してきた。
同社では、「引き続きテキスト解析Web APIの積極的な公開を予定しており、インターネット関連の開発者向けに、より便利で役に立つAPIの提供を行っていく」としている。