レンタルサーバ事業を中心に展開するフューチャースピリッツは12日、同社が提供する顧客管理・会員制サイト構築システム「カスタマーダイレクト」を大幅にリニューアルしたと発表した。
カスタマーダイレクトは、フューチャースピリッツが2003年にリリースした、顧客管理・会員制サイト構築システム。「6年にわたり、多くの企業への導入実績がある」(同社)。同社では今回、CRM(Customer Relationship Management)市場においても、規模の大きいパッケージタイプのシステムから、コスト低減や導入の容易さからASP(SaaS)型のサービスへと利用者の関心と需要がシフトしてきていることを受け、CRMサービスとして提供してきたカスタマーダイレクトを、ASPプラットフォーム上で大幅にリニューアルした。
リニューアル後のカスタマーダイレクトでは、ASP(SaaS)による導入の容易さを追求。会員規模と機能性を軸とした明確なマトリックス型の料金体系の中で、「必要な機能を必要なタイミングで組み合わせることができるオンデマンドなシステムを実現した」(フューチャースピリッツ)。
また、会員のマイページを管理画面上から簡単に生成することができるマイページ(CMS)機能を強化。これらにより、「利用者のユーザビリティを極限まで高めたGUI(グラフィカルユーザーインタフェース)を実装した」(同社)としている。
同社では、「カスタマーダイレクトのリニューアルを皮切りに、今後もCRMを活用する利用者のニーズに応えられるサービスを提供していく」としている。