コロナは、外気温度-20度まで対応可能な寒冷地仕様の自然冷媒CO2ヒートポンプ給湯機「フルオート多機能タイプエコキュート(CHP-H4619ATK)」1機種を発表した。給湯・風呂・床暖房を1台のコンプレッサーでまかなう多機能モデル。貯湯タンク容量は460リットル。価格は120万7,500円(設置工事費と部材費は別)で、発売は4月としている。

「フルオート多機能タイプエコキュート」

同製品は、ヒートポンプユニットで床暖房用循環液が直接熱交換をして加熱を行う直接暖房(直暖化)等により、最低外気温度が-10度の地域において最大20畳までの床暖房が可能という。これは次世代省エネルギー基準の住宅に高効率床暖房パネルを採用した場合で、標準的なパネルでは最大18畳としている。床暖房は、最大4回路まで接続できる。

また、これまで排出していた冷媒自身のエネルギーロスを低減して効率を高めたヒートポンプユニットの採用と同社独自のタンク制御により年間給湯効率を高め、給湯のミキシング弁には「SMA(shape-memory-alloy:形状記憶合金)」方式を採用してシャワーの温度ムラを解消したとのこと。そのほか、床暖房専用リモコンには大きめのダイヤルで運転や温度調節ができる新デザインを採用し、1つのリモコンで2つの床暖房エリアを制御する新機能「面切替」を搭載した。

年間給湯効率(APF)は3.1。電源は単相200V。沸き上げ温度は約65度から90度。貯湯タンク部のサイズは700(W)×1,870(H)×795(D)mm、重量は約97kg。ヒートポンプ部のサイズは820(W)×690(H)×300(D)mm、重量は約65kg。