NECは4月1日、インテルのXeonプロセッサ5500台を搭載し、独自の省電力機能を強化したブレードシステム「SIGMABLADE」の新製品「Express5800/B120a」を販売開始した。同時に中規模システム向けにサーバ統合環境に必要なハードウェアをセットにした「SIGMABLADEコンパクトサーバ統合セット」の販売もスタート。

Express5800/B120a

Express5800/B120aに搭載されているCPUは、インテルが3月31日に発表したXeonプロセッサ5500番台だ。同プロセッサの採用により、利用状況に応じたCPUへの電源供給の動的制御、待機時の消費電力の低減が可能になり、省電力化が実現されている。

同社独自の省電力機能については、「マネジメントモジュールであるEMカードによる省電力制御機能の強化」、「80PLUS(R)に準拠した高効率電源の採用」、「FAN制御機能による省電力化」が行われている。

SIGMABLADEコンパクトサーバ統合セットは、ブレード収納ユニット(SIGMABLADE-M)、13Uラック、UPS(無停電電源装置)などから構成される。同製品は中規模システムにおいてブレード サーバの導入を容易にするとともに、個別に購入した場合に比べて約10%の導入価格を削減する。

Express5800/B120aの希望小売価格は25万円から、出荷は4月13日より行われる。SIGMABLADEコンパクトサーバ統合セットの希望小売価格は126万円から、出荷は4月10日より行われる。

SIGMABLADEコンパクトサーバ統合セット