キヤノンは、インクジェットプリンター「PIXUS」のプロフェッショナルモデル新シリーズ「PIXUS Pro9000 MarkⅡ」、「PIXUS Pro 9500 MarkⅡ」を発表した。店頭想定価格はそれぞれ5万9,980円、7万9,980円。発売は、Pro9000 MarkⅡが4月下旬、Pro9500 MarkⅡが4月中旬を予定している。

今回発表されたPIXUSの新シリーズ2機種、Pro9000 MarkⅡとPro 9500 MarkⅡは最高4800×2400dpiの解像度に加えて、搬送精度の向上による印刷スピードの高速化を実現。またフロント給紙によりファインアート紙や半切サイズなど多彩な用紙種類やサイズに対応可能。その他、同梱ソフトEasy PhotoPrint Pro Ver2.0では、オリジナルを作成している環境光と展示する環境光におけるプリントの見え方の違いを軽減することができる「環境光補正機能」を搭載した。

Pro9000 MarkⅡは、8色染料インクを搭載、レッドとグリーンの特色インクを採用し色域を拡大。最小インク滴2pl、最高解像度4800dpiによりなめらかな諧調表現を可能にした。A3ノビフチありの場合、モノクロ印刷で従来機のPro9000と比べると約3倍スピードが上がっている。サイズは660(W)×192(H)×354(D)mmで、重さは14.4kg。

Pro 9500 MarkⅡは、10色顔料インク搭載、最小インク滴3pl、最高解像度4800dpiにより高画質、高精細プリントを実現。パス数の低減により従来機のPro 9500よりも、A3ノビフチありの場合、モノクロ印刷で約1.5倍スピードが上がっている。また、ブラックとカラーの光沢度の違いを低減し、光沢感を改善した。サイズは660(W)×193(H)×354(D)mmで、重さは15.2kg。

上記、2機種のほか、自動両面プリントやFAX機能も搭載したホームオフィスモデル「PIXUS MX 860」も発表された。価格は、3万4,980円で発売時期は4月上旬を予定。

『PIXUS Pro 9000 MarkⅡ』

『PIXUS Pro 9500 MarkⅡ』